⑤株式投資初心者のためのコピペ投資術-総論


本当に儲かる株式投資法とは?
2.投資法の種類とお勧め度
◆話題株投資法
◆バリュー投資
◆テクニカル分析
◆成長株投資法
◆逆張り投資法
◆信用取引について
3.最後に


このマニュアルを作った理由は、9割の個人投資家が、損をしているという話を聞いた時に、安定して利益を出している銘柄を見つける事は、あまり欲をかかなければ、それほど難しくないよという事を伝えようと思った訳です。

しかし、当初の私の様に、自己資金も少なくリスクを取ってでも高い利益率を出したいと言ったニーズも多かったので、リスクの高い投資法と安定して稼ぐ投資法の両方を説明させて頂きました。

そのせいで多少混乱もあったかと思いますが、どちらも基本は同じで決算書を読んで、ある程度の予測ができれば問題ありません。
もしわからない点などあれば、質問を頂ければ可能な限り回答致します。

本当に儲かる株式投資法とは?


本当に儲かる投資法とは、競争マインドではなく創造マインドによる富の創造を行う会社に投資する事です。

どういう事かを簡単に説明しますと、2人の人がいたとします。
お金を現金で1億円持っている人を仮にAさんとしましょう。
お金は持っていないけど家を建てる能力のある人をBさんとしましょう。
この二人の資産の合計は、現在1億円ですね。

Bさんは家を建ててAさんに1億円で売却したとします。
簡単にする為に、ざっくりと経費などをまとめて5000万円とします。
この時点での、二人の資産の合計は1億5000万円ですね。

1億円の価値の家+現金5000万円

これは競争ではなく、富を創造していると言うことになります。
つまり、本当に儲かる投資とは、利益を生むビジネスをしているところに投資をするという事です。

よく言われる、テクニカル分析は早いとか、ファンダメンタル分析は遅いなどと言われています。
確かに、テクニカル分析で儲かれば、短期的には早いですが、その作用が反対方向に働く可能性もあると言うことを覚えておいてください。
そして富の本質はテクニカル分析では見えてこないという事です。

本当に儲かる投資法とは、ウォーレン・バフェット氏の言葉を借りるなら、
10年間市場が閉まっても全く問題ない銘柄を買いなさいという事になるだろうか。

彼が1980年代に取得した銘柄に、コカコーラがありますが、その株を彼は今どうしているかと言うと、未だに持っています。
その当時まだ無名であったバフェット氏が、コカコーラを買った事で、彼を有名にしましたし、超大金持ちへの入り口を作りました。

ちょこちょこ売買するのが悪いとは言いませんが、本当に儲かる投資法とは言えません。
一時的に大きく儲かる事があっても、逆もまたありえるからです。
以前は調子が良く書籍まで出していた投資家が、実は今自己破産しているといった話もよく聞きます。
短期的に物事を見るのではなく、長期で考える必要がありますね。

今の時代はこの投資原則が有効ですと言った話しを聞きますが、そもそも時代遅れになる原則は、原則ではありません。
この投資法は10年後でも100年後でも投資の原則と成り得ると思っています。

世の中に、投資法は本当に色々あります。
しかし、ウォーレン・バフェット氏の成功を見て、本当に儲かる投資とは、

1、事業の内容が理解できること。
2、長期的に業績が良いことが予想されること。
3、経営者に能力があること。
4、魅力的な価格であること。

以上が儲かる投資の基本になります。

決算書を理解し、確信を持って、事業を買う。(株じゃないですよ)
これに尽きますね。

2.投資法の種類とお勧め度


◆話題株投資法 


話題株と言っても色々ありますが、私が言う話題株とは、東電や以前のマネーゲーム化したJALのような銘柄ではなく、社長や社員のスキャンダルなどで業績は変わらずいいのに、株価だけが、大きく下がっている銘柄などを狙うのはありですね。 それも全て決算書情報を見て決めるのはもちろんです。
そういう意味では、かなりお勧めです。

◆バリュー投資


PBRの指標を元にして価値算出を行う、この方法を私は基本としています。
しかし、この枠に入らない銘柄も買っているのでこれだけというわけではありませんが基本として、堅実な投資になりますので、損をする確率を減らせます。
お薦めです。

◆テクニカル分析


短期の指標としては便利ですが、予想外の動きをする事も多々あります。
あとサラリーマンをやりながら投資するという条件ではお勧めできません。
かなりチャート分析などで忙しい投資になります。
テクニカル分析をしていたら、今こうしてマニュアルを作っている余裕もないでしょう。

◆成長株投資法


『企業の将来性を吟味して、株価の上昇余地を考え、成長性を期待する投資法』です。簡単に言うと、伸びている会社を探し出し、そこに投資をする方法です。
決算書の売上高の推移を元にして投資をします。
基本将来の収益を予想しているのでちょっと割高になる傾向にあるのでバリュー投資をベースとしていればかなりお勧めできます。

◆逆張り投資法


下がっている銘柄に買いで参入する投資法になります。
どこまで下がるか予測するのが難しいので、はっきり言うと素人には難しいと思います。
これも決算書情報を基本としましょう。

◆信用取引について


基本的に買いから入る投資ではお勧めしませんが、売りから入る空売りなどはいいでしょう。 先程も書きましたが、決算書情報を元にして、明らかに買われすぎだなという銘柄を狙うといいですね。
財務分析がしっかりできれば、明らかにバブルの銘柄に、スキャンダルがあった直後に、空売りで入るなどもできます。

そういった意味では、最近のオリンパスや倒産前のJALも空売りで入る投資選択としてありでしたね。
私は信用口座を開設していませんが、戦略の一つとして口座を開設しようと思っています。
ちょっと余談ですが、私の父親は、バブル期に空売りを基本とした投資スタイルで、39歳で家のローンを完済し、5000万円以上の現金を持ってサラリーマンを引退し、第2の人生をスタートしました。
彼も四季報を読んで、決算書情報から投資をしていました。

ベースが決算書情報であれば、信用取引でも何も問題ありません。
あとはリスク許容度の問題です。
自分の枠を超えて限界まで、信用取引をする事はお薦めしません。

3.最後に


ここまで読んできたあなたは株式投資必要な以下の基本的な部分を理解していると思います。

1.戦略を持つこと
2.市場を選ぶこと
3.プロが入ってこない市場でプロが使う財務分析のスキルを使うこと
4.利益の出る事業に投資すること

戦略がない、決算書が読めないと言うことでは、銘柄選択できません。
まず戦略を立て市場を選び、財務分析をして投資に望みます。

株式投資とは利益の出る事業を買うこと、これが基本になります。

どの投資法を実践する場合でも、その事業を理解する事が基本となります。
経営者として、そして投資家として、決算書を読む努力は必要です。

もちろん一朝一夕で習得できるスキルではありませんが、少しずつできることをやっていけばいいと思います。

あとは自分の周りに投資仲間を増やす事をお薦めします。
一人でやっているとモチベーションも中々続きません。
共に励まし合う仲間の存在は、すごく良い刺激になります。

このマニュアルが、あなたの将来の助けになる事を期待します。
そして、あなたが投資で成功して経済的にも豊かで幸せな生活を送れるようになる事を願って止みません。
最後まで、お読み頂きありがとうございました。

投資家あおやま

青山英明
2011年11月15日


私の株式投資法の全てを公開しています。
興味のある方は以下のリンクからどうぞ。
株式投資初心者のためのコピペ投資術・序章

①株式投資初心者のための戦略的投資計画

②株式投資初心者のための情報の選別法

③株式投資初心者のための財務分析 - 四季報編

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④株式投資初心者のための財務分析 - 決算書編

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