FXをやらない理由

私がFXをやらない理由はいくつかありますがその一番の理由は複雑すぎる事です。

現在の為替相場はほんとの意味での基軸通貨不在の状態です。
かつてアメリカドルは金と交換できる金本位制を採用していましたが1971年ニクソン大統領により金本位制は廃止されアメリカドルは金の裏付けなしにいくらでも紙幣を印刷できるようになってしまいました。

この結果、現在の紙幣（日本円を含む）に価値を与えているのは他の要因もありますが、基本的にはそれぞれの政府の信用です。
これほど信用できないものはありません。
相場が毎日ジェットコースターのように上下し不安定なのは当然と言えば当然の結果です。
もちろんその上下の波をうまく捕まえれば儲かるのもわかりますが、有名人のちょっとした発言程度でも上下する為、私は怖くてできませんし、サラリーマンの私には情報がきた時にすぐに対応する事は、はっきり言って無理です。

2番目の理由はレバレッジ（借金）を効かせないと儲け幅が少ない。
100円のものが101円になったところで儲け幅は1円です。当然数多く買わないと儲けられません。
100万円の証拠金を元手に10倍もしくは100倍等の信用取引をすると言う事です。
レバレッジを効かせれば予想と反対の動きをした時のリスクは当然高くなります。
強制退場させられて借金まで背負ってしまうのはこのパターンが多いようです。
株でも同じですが私は信用取引を一切つかいません。現金のみで取引しています。
低位株の中には単体で2倍～3倍にいくものはざらにあります。私が株（特に低位銘柄）を好む理由はここにあります。

唯一の救いは中国元が通貨の切り上げを断っているところだと思いますが、いつまでこの状況が続くのか不明です。
一応今月グアムに旅行にいく予定なのでタイミング的に今しかないと思い84円台だった先月中に両替をしましたがFXは今後も参戦するつもりはありません。

あおやま

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