Re: タイトルなし

サラリーマンにとっては会社の階段を登っていくのは非常に重要です。
しかし、全ての人が上に登っていけるかというとそういうわけではありません。

私は現在ITの技術職をしているのですが、その職場を例にして言うと、
IT部門だけで約50人の人が働いている非常に大きな会社になります。
しかし、その中でグループマネージャーは4人しかいません。
そのさらに上の部長になると1人しかいません。

完全なピラミッド構造ですね。
どんなに優秀な人でも上の席が空くタイミングでないと昇格はできません。
そして上の席はなかなか空かないときています。

それは何を意味するかと言うと、ITエンジニアの世界では38歳限界説が有力なので、
通常ITエンジニアは5～10年後には仕事を失う可能性があります。

しかも、その頃には今よりも年齢が高く（とは言っても40代程度）なるのでITのエンジニアとして
雇ってくれる職場は少なくなります。
今までの給料水準が、確保できなくなるのは当然です。

将来マネージャーなどの役職につければよいのですが、そうでない場合変化の激しいこのIT業界で
一般のITエンジニアのまま仕事を続けることはできません。
今は高給取りでも将来も安泰というわけではありません。

でも最近、この現象はITエンジニアに限ったことではなく一般職にも広がりつつあります。
WindowsがXPからVistaになり、それからWindows7が発売されて
さらに、来年にはWindows8が出るといわれています。
マイクロソフトのオフィスソフトも2003から2007になり、今は2010が最新ですね。

操作環境は大きく変わり今まで使っていたやり方では操作できなくなります。
実は、この変化が年々早くなっています。

職場にExcelやワード等の一般ソフトが使えない上司がいると非常に苦労します。
事務職でパソコンを使わない仕事なんて、まずありません。

管理職も管理の為にパソコンは必要ですし、それができない＝仕事ができないとなってしまいます。
仕事ができない人に、部下はついて行きません。
そうならない為には、変化に柔軟に対応する必要があります。

年齢が財産になる仕事も中にはありますが年々少なくなってきている気がしますね。
このことからサラリーマンの将来はちっとも明るくありません。
変化についていけない人は、仕事が厳しくなっていきます。

人生なにごとも勉強ですが、どうせ勉強するなら職場で終わる勉強ではなく、
将来に繋がる投資の勉強を続けていきたいですね。
会社の階段登るよりはるかに楽しいですよ＾＾

投資家あおやま