ある意味共産主義的な思想のカンボジア

こんにちは!!
投資家あおやまです。
最近色々な方からコメントやメールを頂いています。
嬉しい限りです。

以前マーケットリサーチしている段階から思っていたのですが、カンボジアの人たちは給料についてかなりオープンに話します。
日本では、給料をいくらとか中々聞けない環境がありますが、カンボジアでは普通です。

私も、色々なお店に行って、この子は仕事が出来そうだなと思うと給料いくらもらってるの?と聞いてました。
すると驚く事に普通にいくらだよと答えてくれます(笑)
そこそこ英語ができて月100ドルからいるのには驚きますけどね。

従業員同士でも給料の情報が交換されています。
でも、実はこれが原因で困った問題が起きているのです。

誰か頑張っている人の給料を上げようとすると、他の従業員にも情報が回る為、あの人を上げたのであれば自分も上げろと言ってきたり、上げた人が働き辛くなったりします。
みんな平等で安心するのかもしれませんが、頑張っている人の給料を上げるのが難しいのです。

また別の問題としては、お客さんなどに給料いくらか聞かれて、答えていると引抜きの可能性も出てきます。じゃあうちはこれだけ出すから移らない?みたいな感じですね。

先日あるサッカー選手に聞いたところ、カンボジアのサッカーでは固定の給料とは別にもらえる報酬があるのですが、勝った時に全員同じ額がもらえるみたいですね。
この話を聞いて驚きました。
頑張っている人も頑張ってない人もいるのに全員が同じ額になるのです。
こういう慣習なんでしょうね。

一般的に、サッカーなどのスポーツでは、年俸とは別の報酬があり全部契約書に書いてあります。
アシストして点が入ったらいくら、シュートしたらいくら、パスカットしたらいくら、シュート止めたらいくらみたいな感じです。
もちろんシュートを決めた時の報酬は凄く高いです。
だから、サッカー選手がゴールを決めた瞬間のガッツポーズには凄く力が入るのです。

頑張れば頑張るだけ報酬が上がる。
そうすれば頑張る人が増える。
これは当たり前の事ですが、みんな平等の共産主義的な思想の中だと正直難しいです。

私は色々な人から相談を受けますが、この問題の解決策には契約書に項目を追加する様にアドバイスしています。

もし、就業規則などを作ってない会社でこれから給料を上げてあげようかなと思う頑張っている従業員がいるのであれば、その一人だけ呼び出して、以下の項目を入れた契約書にサインしてもらえば問題ありません。

・給料を家族以外に他言してはならない。
・自分の給料の金額を他の従業員が言ってきたら給料を元の額に戻す。

誰だって給料は上がって欲しいと思っています。
きっと喜んでサインしてくれるでしょう。
頑張っている人が高い給料をもらえる社会は素晴らしいですね。

投資家あおやま

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