カンボジア進出の魅力

こんにちは!!

投資家あおやまです。
カンボジアに来てすでに1年と5ヶ月が経過しました。
ビジネスは3歩進んで2歩下がるみたいな人員教育で悩まされていますが着実に前進しています。

カンボジア進出の魅力は何か?と聞かれたらまず答えるのが人件費の安さです。
人件費以外はどうかと言われると、電気代も高いですし、家賃もベトナムやタイと比べると高めです。

先日、中華系の工場のオーナーと話したところ、やはり人材の育成で苦労しているようです。
中国で工員を雇うと、500ドルから550ドル程度かかります。
それがカンボジアですと100ドルから150ドル程度で雇えます。

これだけ聞くと、とてもよいと思われるかもしれませんが、工場では一人あたりの仕事量を全て計算しています。
ですので、どれくらいの仕事量に匹敵するのかがすぐに比較できてしまうのです。
その仕事量と人数で計算すると、中国人1人ができる仕事をカンボジア人にやってもらうとどれくらいかかるか?

約3人分かかるとの事です。
100ドルで雇っていたら、300ドル程度、150ドルで雇っていたら、450ドルなのであまりコスト削減になりません。

別のライン工の社長に聞いたところベルトコンベアの速度は中国と比べると半分から3分の1だそうです。

それにカンボジア人従業員のトレーニングの為にを中国から人を連れてきているので、コストの面では逆にかかってしまうのです。
教育さえできればそれもカバーできるのでしょうが、ここでカンボジア人の離職率の高さが問題になります。
せっかく育てても2-3ヶ月ぐらいで辞めてしまうのです。

それでいてクオリティは実は中国で作った方が高いので、あまり高値では売れません。
能率もクオリティも悪いのに給料だけはもっと上げろとうるさく言ってきます。
その中華系オーナーはカンボジア撤退も視野にいれている様でした。

そことは逆に人材育成をちゃんとしている、企業があったりします。
ちゃんと能率を上げる為に色々と工夫して、だんだんと改善されているという報告を頂いています。

そうなれば人件費は元々安いので効率と製品のクオリティさえ上げられる事ができれば問題無いわけです。
ここから言える事は、人材育成がカンボジア進出の一つのキーポイントになると言うことです。それが一番難しいところなんですけどね。

投資家あおやま

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