プノンペンの電気事情

こんにちは！！！
投資家あおやまです。

今日はプノンペンの電気事情についてお話します。
カンボジアに住む前まで発展途上国は電気や水道のインフラが不安定で良く止まると思っていました。
事実私がカンボジアにきた最初の年は頻繁に停電がありましたしね。
2時間程度停電する事もしばしばありましたがここ最近は何とほとんど困る事なく過ごしています。

今この時期は一年で一番熱い時期という事もあり1秒から数分程度の瞬断はまだ若干ありますが電気が安定して供給されてきている変化を肌で感じます。

数分程度であれば一時的に電気が止まっても困らない様にパソコンとネットワーク回線には無停電電源装置（UPS）というバッテリーでしばらく動いてくれる物を入れているので仕事が止まる事はありません。
カンボジアではUPSは安くそこそこ使える物で30ドル程度からあります。
参考までに日本の価格は以下
http://kakaku.com/pc/ups/

問題はカンボジアの電力の大部分を輸入に頼っているので料金がちょっと高めです。
安い人件費のみを求めてカンボジアにくると電気代が意外とかかるので気を付けないといけません。

ちなみに近隣の諸外国と比べるとラオスのビエンチャンではKW辺り 約6セント。　
ベトナムのホーチミンで約８セント。
タイのバンコクで約14セント
カンボジアのプノンペンでは約１９セントとベトナムの2倍以上です。

ITや縫製業等は設備でかなりの電気を食うので料金だけを考えるならベトナムの方が良いかもしれません。
昨年には水力発電所や石炭火力発電所が完成していますし、まだまだ追加の設備投資が必要なので一気に安くなる事は無いとは思いますが、それでも少しずつ安くなると良いなと期待しています。
もしくは、逆に料金が高い分供給が安定してくる可能性はあるかもしれません。

ただ水力発電は下流に甚大な影響を与えるので考えて作ってほしいです。
特に中国は作っている途中に決壊しちゃうダムを作っているし困ったものです。

中国が援助の水力発電ダム、水圧に耐えられず突然決壊＝カンボジア
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?d=1203&f=national_1203_011.shtml&y=2012

水圧って面積測れば想定出来るはずなんですけどね。
死者が出なくて何よりです。

投資家あおやま
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参考リンク
初の石炭火力発電所が本格稼働　カンボジア、首都の電力不足解消へ
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140309/mcb1403092249014-n1.htm

丸紅、カンボジアで火力発電と送電事業に参画、日本企業初の同国での電力事業
http://business.nikkeibp.co.jp/article/emf/20140605/266294/

メコン川、ダム建設で変わる流域6000万人の生活
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO86189100X20C15A4000000/