私の人生を変えた本との出会い。なぜ私が投資を始めたのか?

私が収入を得るために、労働だけではなく、不労所得、つまり投資をして所得を得るという考え方と出会ったのは、今から13年ほど前の、派遣社員として秋葉原で外人や日本人を相手にパソコンのパーツを売る仕事をしていた時期でした。

元々パソコン関係は大好きで、趣味と実益を兼ねた仕事は楽しく、色んな人と出会う事ができそれなりに満足のいく日々でした。

幸い英語が話せたので、秋葉原という立地上、英語を話す必要に迫られる事が多々あります。それもあって、職場での居心地は良く、他の人よりは沢山お給料を頂いていたと思います。
それでも将来に対して何だかよくわからない不安はありました。

そして転機を迎えたその年は、色々な事が重なり、年に5回も職場が変わるという状況を体験しました。
ある時は派遣期間終了で次の仕事までの空きが1ヶ月以上あったり、クレーマー事件でクビになったりしました。

クレーマー事件の時は落ち込みましたね。
派遣ですから、当然派遣元があります。
自分を派遣してくれたメーカーの商品を推してたらキレられました。
お店の社員さんも今まで仲良くてしてきて、何ヶ月も働いて初めてのクレームがこれなので、一定の理解を示してくれましたが、そのクレーマーはクビにしろの一点張り。
まあ、お店としてもそれでお客が納得するならそれで良いという流れであっさりクビになりました。自分がしたのはスペックと値段で比較して、自分の派遣元メーカーの方が良い商品だったのでオススメしてただけなんですが・・・。今思えば私の態度にも問題があったなと冷静に考えられますが人の心は難しいですね。(分かる人には分かるでしょうが、トランスメタのCrusoeとインテルのPentium が同じ値段なら絶対Pentium ですよね???)

まあ、そんなこんなで、最初の何回かの転職は、休みになったと喜んでいましたが、単純に仕事が無い=お金が入らない ですから最後5回目の転職の時には貯金はすっかり無くなりクレジットカードのキャッシングで賄う完全な自転車操業でした。
家賃の更新の年でしたので、更新料はきついし、自宅に検証用のテストサーバーを置いていたので電気を止められる訳にはいかず電気代だけはちゃんと払ってましたので電気が止まる事はありませんでしたが、水道は止められました。
あの時は本当に辛かった。

そんな時、最後に転職した先の同僚(お礼言いたいので連絡下さいね!)から
ロバートキヨサキの著書「金持ち父さん貧乏父さん」
を手渡されました。
この本との出会いは衝撃を受けました。 

目の前が開け私が今までお金に対していかに無知だったかを思い知らされました。

労働をしないでお金が入る不労所得なんてものが自分の努力次第で手に入るなんて今まで考えた事がありませんでした。
だって、派遣社員ですし働かないとお金が入らないのは当たり前だと思っていましたが、それが、

自分が働かないでお金に働かせる?
お金持ちと貧乏人では、同じマネーゲームに参加しててもルールが違う?
まさにどういうこと???です

お金が無かったので、新しい本は買えず、その「金持ち父さん貧乏父さん」を何度も繰り返し読み、あの時期だけで10回以上は繰り返し読んだと思います。

そこから不動産会社を廻り、銀行を廻り投資について勉強しました。
派遣社員でしたので、余裕の門前払いでしたが今から思えば当然の対応です。
自己資金すらない派遣社員に収益不動産物件を買える訳もないですし、銀行から融資が出るとは思えませんしね。

そこから、不動産投資するためには信用が必要なんだと気付き派遣社員ではなく、社員になろうと考えました。

ただ私が当時持っていたスキルでは信用が得られるくらいの企業で働くサラリーマンとして就職するのは非常に厳しい物でした。

英語は問題なくビジネスレベルで使えますが、資格は強いて言えば英検4級くらいしか無く学歴ではアメリカの高校を中退で、日本での最終学歴は高校中退のままです。
ITの知識はありますが全部独学で、そのスキルを証明する資格などは一切ありません。
よくこれで大手企業に就職しようと思ったものです(笑)

唯一ラッキーだったのは私が通っていたアメリカの高校は○○アカデミーという校名でしたので履歴書を一見しただけでは高校なのかコミュニティ・カレッジなのか判断がつかなかったのが幸いしました。

そこで、まず大きなアメリカの通信系の機器を扱う会社に派遣社員として潜り込み1年を過ごしました。
そのアメリカの会社からステップアップして、欧州系保険会社のIT部門に紹介予定派遣と言う立場で潜り込みました。

紹介予定派遣とは、職務内容がよければ紹介しますよと言うことで、半年後に直接雇用にして貰える制度です。それを活用して世界有数の金融機関からの直接雇用という立場をゲットしました。ここまでに今まで培ったコネクションをフル活用です。

もちろん仕事は手を抜くことはなく全力でやっていましたが、その立場を隠れ蓑に最初は少額でも初められる株式投資をして自己資金を増やし、それから銀行の融資を使って不動産投資を開始しました。

全ては、この本との出会いから貧乏派遣社員だった私の投資生活がスタートしました。
私の考え方が変わり、行動し続けた結果、世界が一変しました。

そして不動産からの収入がサラリーマン年収を超えたので、2012年にサラリーマンを引退して、現在は海外で新たなビジネスを構築しています。


興味のある方はぜひご一読ください。




読む時の注意点として覚えておかないといけないことは、労働はとても大事ということです。
労働を馬鹿にする方が良く引用で、金持ち父さん、貧乏父さんを使っていますが、不労所得を得るためには最初にお金が入る仕組みを作る、つまり労働をしないと得られません。
いきなり不労所得が手に入るわけではありません。

金持ち父さん、貧乏父さんでもオススメしていますが、収益不動産を買うのであれば、最低限の不動産投資の知識は必要ですし、買う前の事前調査がすごく大事です。 勉強もせずにいきなり収益不動産を買って、不労所得を得てお金持ちになれるならばみんなやるでしょう。
人一倍努力が必要です。

不労所得とは、言い換えれば頭脳労働とでも言えるかもしれません。
戦略的に自分が使える資産(お金や時間)を配分していくことであって、決して、楽して儲けている訳ではないということ。
この点だけお気を付け下さい。

労働は失敗したときのヘッジです。
失敗しても痛くない程度になるまで労働所得と不労所得の両方がゲットできるサラリーマンは最高ですと、サラリーマンを引退して強く思います。
失敗できるうちに小さな失敗をしておくのは、よい勉強代です。

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