カンボジアの不思議な商習慣

こんにちは!!!
投資家あおやまです。
毎日バイクで不動産の物件調査に走り回ってます。
走行距離は1ヶ月で800キロを超えるのが常で、月によっては1000キロを超える時もあります。

町中を時速約20キロくらいで周りを見ながらの走行ですから、かなりの時間を調査に使っていることになります。

プノンペンをリサーチするのに車だと駐車場の問題があったり、そもそも車が通れない道があったりするので調査には向いていません。
雨期の今はちょっと厳しいですけどね。

さて、いくつかのカンボジアに進出してくるビジネスのお手伝いを時間のゆるすかぎりしているのですが、カンボジアの商習慣で気づいたことがあります。
例えば、あるお店で買い物をするとします。

そこは他よりも安かったので何度かそのお店に買いに行くと、なぜか値段をあげてくることが多々あります。

お客様が何もせずにまた買いに戻ってきたとしたら、そこに広告費や集客に使う費用は何もかかっていないので、普通は安くできるはずですよね?

ところが、カンボジアの商習慣では逆に、こいつは取れる客だから高くしようとなるのか分かりませんが不思議と値段が高くなるのです。

せっかく見つけた取引先が値段が高くなったことで、また一から他を探さないと行けなくなります。

ビジネスを進める上で一番手間とコストがかかるのが新規顧客の開拓です。
だから多くの商売で広告費が膨大になるのです。

あの巨大IT企業であるGoogleの収入がほとんど広告費からだということからも広告が大事だとわかるかと思います。

何もせずにお客様が戻ってきたら、それは嬉しいはずです。
もし、価格的に他と比べて優れているのであれば、そのお客様が他のお客様を連れてきてくれるかもしれません。

そうすれば広告費もかからず新規顧客の開拓ができます。

しかし、この商習慣が邪魔をして、なかなか一つの会社が大きく育たないのです。
ですが、そこに気づいちゃう人たちがちらほらと出てきているので、これからは淘汰の時代になると予想しています。
今後が楽しみです。

他には、不動産関連で気になる商習慣が1つ。
それは長期契約をするとDeposit(保証金)が上がります。
一年契約だと2ヶ月分ですが、3年契約だと6ヶ月分だと普通に言ってきます。

本来であれば、大家さんは長期契約の方が経営が安定するので嬉しいはずです。
しかし、目先のお金に目が眩んでDepositを上げてくるのです。
それで短期の方がメリットがあるなら、短期にしようかとなるのです。
今は競争も激しく家賃をそうそう上げられないですから、更新したとしても同じ賃料になるでしょう。

本来Depositは返さないといけないお金なのですが、多めに取って返すつもりがあるのか疑問です。
ですので、たいていは契約の終了間際に、Depositの分を数カ月分払わないで出ることは、わりとよくある話です。

後で更新時に値上げできると思っているのもあるのでしょうが、住宅用の相場は下がっているので現実には難しいでしょうね。
まあ私が言ったところで信じてもらえないと思いますので最近は黙っていることにしています。
カンボジアにきてかなり氣が長くなりました。

それ以外にもエーっと思う商習慣がありますが、地道に改善していくしかありません。
もうちょっと長期的な目線で動いてくれる人が増えるといいですね。

投資家あおやま
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