最近は内装業的な事をしています!
こんにちは!
投資家あおやまです。
最近コロナ騒動もやっと終わった様で徐々にですがカンボジアにも人が戻り始めています。
まだ、コロナ騒動前ほどではないですが、観光客も去年と比べれば5倍だそうで、これで元に戻ってくれればよいですね。
最近投稿が少なかったのですが、あおやまはこの騒動の間は何をしてたのだ?と騒動が終わってカンボジアに来られる方々が増えてよく聞かれるので、カンボジアで元気に内装業っぽい事をやっております。
ここ3年ほどは、コロナの影響か、委託していた内装業者が価格を上げてきていましたので可能な限り自社内での内製化を進めていました。
例えば原価5ドルのLED照明の交換するのは以前は10-15ドルくらいだったのが、最後に依頼した時には35ドル。
作業時間は10分くらい。
弊社の手数料20%+税金を乗せたら42.7ドルになってしまう訳です。
物の値段が急激に上がった訳ではありません。
LED電球を交換する度にこれだけかかっていると、カンボジアの人件費を考えたら高すぎです。
さらに、どこで探してきたのか2-3か月で切れる粗悪品ばかりを好んで使うので、直ぐに交換が必要になります。これで彼らはまた仕事がきたと喜んでいる訳です。
そういうことをすると、次から仕事が来なくなるだけってのが分からない様なので、自社で商品を選別して、原価5ドルが仮に10ドルになったとしても、少なくとも数年は壊れない物を選別して使う様にして自社内での内製化を進めていました。
他に内製化したのはタイル貼り。
正確な金額は忘れましたが、24平米の部屋のタイル貼りで1200ドルオーバーって、、、。日本ではタイルは高いですが、タイルそのものの原価が高いので仕方ないと思いますが、カンボジアだとタイル自体は安くて、人件費も安いのでこの価格はどうなんだろうと計算してみたらタイルやモルタルの原価プラス、道具一式揃えても、450ドル。グラインダーなどは元々持ってたので今回の計算には入れてないですが、新規で購入した道具は主にタイルカッター45ドルと、数ドルの細かい道具類で合計40ドル程度。
作業予定4日。 人件費は一人10ドル/日 計算で人工3人で計算しても1200ドルはカンボジアでも余裕な感じ。多分タイルや道具などの原価も私が買っている所よりもずっと安いはず。
人件費を倍の20ドルで計算しても3人工 4日で240ドルです。
職人さんは多少高くしたとしてもそこまではいかないでしょう。
タイル自体は日本よりもはるかに安いので、逆にどんな計算してそんな金額になっているのか、ぜひ知りたいです!
テストも兼ねて684ドルで弊社で受注。タイル貼りなんて20数年ぶりなので実際出来るか不安だったからむっちゃ安くしてみました! 計算式はこんな感じ。
450ドル(原価、工具含む)+120ドル(人件費)+利益2割。
工具の減価償却? なにそれ? 的な見積もりですが、、、
まあ弊社スタッフは、頭脳労働ばかりで、タイル貼りのスキルがある人はいないので、運搬などは手伝ってもらいましたが、私がほぼ一人親方状態で作業したので、作業日4日の予定が最後の清掃含めて5日かかっちゃいました。
慣れれば3日もかからず終わると思われる。
ビフォー
バスルームから出てすぐのところの木製フローリングが湿気で大変な事に。
アフター
木目調タイルに張り替えました。これでバスルームからの湿気もベランダから雨が入ってきても安心。
作業途中はこんな感じ。
巾木は再利用したのでキレイじゃないけど床は素敵。床が平らじゃないとか壁がまっすぐじゃないのはある程度は想定内ですが、そのレベルが過去に日本やアメリカで作業していた時の比じゃないくらい酷かった(笑)
テストとは言え、結果として、私の人件費一日24ドル(時給じゃないよ)は安すぎでしたね。
カンボジアは直ぐに物が壊れるので、一つ一つは小さくても、こういった費用をかけてたら大変な事になります。
他社の内装の話ですが、カンボジア国内でそこそこ大手の飲食チェーン店では内装工事をして1年ほどで、既に色々なところが壊れてきているのを見ていますし。
水の様なゆるゆるの液体モルタルでタイル貼ってたからいつか割れるなーと思ってみてましたら、やっぱり割れてきていました。
ちゃんと分量計れば良いだけなのだが、大手が発注する業者でもそうなんだなと思ってました。
クオリティが低くても、それで値段が安いなら許せなくはないが、値段が高いのにクオリティが低いのはちょっと許せない感じですね。
去年プレオープンして今年正式オープンしたショッピングモールのトイレの流しのセンサーが4つ中3つ動きませんでした。
他にはトイレ横のビデ シャワーは頻繁に壊れます。
ビデ シャワーは安いのは4ドルくらいから上は50ドルくらいまで沢山の種類を使いましたが、ほぼ全てわりと短期間で壊れます。今は統計を取って比較的壊れにくいメーカーの物を選別して使っています。あくまでも私の実感ですが、日本の大手メーカーT社が過去に提携していたタイのC社も直ぐに壊れます。あとは別の日本メーカーL社が子会社化した某国スタンダードも直ぐに壊れます。
とあるコンドミニアムなどは60キロの成人男性が座ると100%の確率で割れる便座が各部屋に標準装備されていました。一つや2つならまだ事故かなと思いますが、全ての部屋で同じ現象でしたので、そういった仕様の様です。どうしてそういう物が存在するのか、謎ですが、こんなレベルで物が壊れまくります。まあ安かったんだろうなーと邪推。
他には、ここ半年ほどは、シロアリとの闘いが勃発してなかなか苦労しております。
シロアリは湿気が多いところで繁殖するので、湿気の少ないコンドミニアムの10階でまさかシロアリ被害にあうなんて予想もしていませんでした。
色々と調べていくと乾燥に強い種類のシロアリもいる様で、最近では、日本でも被害が拡大しているという、アメリカ カンザイ シロアリというのがいる様ですね。
カンザイ=乾材なので乾燥した木材でも被害にあいます。
弊社で管理しているコンドミニアムで猛威を奮っているのがアメリカ カンザイ シロアリなのかわかりませんが、コンドミニアムの10階の乾燥した場所でも普通に繁殖しているので似たような種類なのでしょう。
ドアが丸ごと喰われて、交換が必要なので、シロアリ対応できるという業者(他よりちょっと高いドア一枚フレーム工事費込みで380ドル)に任せてドア交換してみたら、数か月後にはまた喰われているといった事件が発生。家賃は350ドルなのに、380ドルかけてドア交換して、また数か月後には交換が必要になりますって、、、。 これを私はオーナーにどうやって説明すれば良いのだ?という事件が多々あり、色々と調べてシロアリの生態にも詳しくなり、シロアリ対策には大きく分けて2種類あるというのも分かった。
一つは単純な農薬系での駆除。
もう一つはホウ酸を使う。
農薬系のメリットは、駆除が早い。
デメリットは、揮発してしまうので効果が持続的ではない。もっても数ヶ月ほど
そしてほとんどの農薬系駆除剤の揮発した物質は人体にも有害。
液体なのでMDF材などの湿気に弱い材には使えない。
MDFのメリットは繊維を全て細かくカットしているので木材特有の反りがないので加工が容易という点です。
安いのでカンボジアでは、一般的によく使われていますが、デメリットは、湿度に弱いのと、耐久性に問題がある点。
参考までに MDFとは
https://www.daiken.jp/etc/article/015/
今回のシロアリの最大の問題点は弊社で管理している物件は最大でもビル全体の2割程度しかないところです。
つまり弊社の管理外の隣近所で繁殖して、また戻ってきてしまう。
つまり重要なのは駆除だけじゃなくて予防も大切ってところ。
ビル全体を管理して一気に駆除してしまえば、次の群れが外からくるまでは、しばらくは安泰なのです。
予防と駆除の両方の対策として、ホウ酸が出てくるのだが、ホウ酸のメリットは、塩と同じで分解されないので、効果が永続的。
デメリットは、効果が出るまでに時間がかかるというところ。
水に溶けるので雨に濡れる様なところでは使えない点です。
室内ならシャワーなど直接水がかかる場所以外は基本問題なし。
ホウ酸をシロアリが食べると分解、消化ができなくなって餓死するとの事。
つまり食べて毒が蓄積されるまで多少の時間がかかる。と言っても、今回実験した結果としては設置した翌日にはテスト用木材の周りで何匹かお亡くなりになっていたのでそれほど遅効性でもないと予想されます。
ちゃんと、家具や扉などの作成前にホウ酸処理してあれば、少しは食べられる可能性はあるが、中で巣を作るなどは不可能。
ホウ酸も、水に溶かして使うので湿気に弱いMDFには使えない。
ニスなどで表面処理してあると、薬剤が木材の内部に浸透しないのでドリルなどでの穴あけが必要なので、表面処理をする前、つまり作成時にホウ酸での下処理が必要。
MDFはそもそも湿気に弱いので、液体の薬剤は使えず、煙タイプならいけるかもしれないがテストした限りだと奥まで入らないので全滅は不可能。
結論として、MDFの家具や建具は、シロアリ被害にあったら交換しかない。
そんな湿気に弱い材で、湿気の多いキッチンやバスルームのキャビネットなんて作るなよってのは、言いたいことの基本ですがね。
以下の動画はMDFで作られたキッチンキャビネットがシロアリにやられている様子。
外側をラミネートで覆っているので見た目は良いが中身は既にスカスカ。
カンボジアでは安いので家具やキャビネットなどなどMDFが使用されています。
そして柔らかいのでシロアリが大好きな合板がこれ。
食事中の方は注意
被害にあっているドアやキャビネットの交換が必要になるのだが、シロアリの駆除だけじゃなくて予防も考えないといけないので、ホウ酸処理できる内装業者を探したのですが、ドアの作業ができる業者は値段は高いが一応いる。
だが、高いのでこちらは樹脂製か金属製に切り替えた方が良さそうなのでよい業者を模索中。
キッチンキャビネットも食われているので、こちらもできる業者を探した。
木製でも、いるにはいるが、キッチンキャビネットだけで、4000ドルオーバーのあほみたいな高額見積もりが届いた。
家賃350ドルでそれ払うのに同意してくれるオーナーはまずいないから、、、。
カンボジア歴の長い人は見たことあるかもだが、ローカルのボレイとかビラで凄いキャビネットを作っている人たちです。このキャビネットは1万ドルかかるんだぜってオーナーが自慢してくるあれです(笑)
でも、あの手のキャビネットで結構シロアリの被害も見ているし、簡易版でも4000ドルだと、家賃350ドルの部屋にテストで導入できる価格じゃないかなと。キッチンキャビネット以外にも室内のドアとか、バスルームのシンク台とか、シロアリ被害にあっているのもありますから全部交換だとすると一部屋で余裕で5000ドルはかかってしまう。
参考までにMDFで同じキッチンキャビネット作成の見積もりを依頼したら約1300ドルという見積もりがきたが、またシロアリに食われる未来が見えるので、個人的にはあまりオススメしない。
キャビネットは樹脂製も検討したが、サイズの問題もあるので作らせるしかなさそうだが、こちらも同じように値段が高い。
それだけお金をかけても家賃を上げられるならありかもしれないが、予想としてはそれほど変わらないと思われる。
あとは、カンボジア人業者の言う、「うちならできます!」って言葉をどこまで信用できるかってところですね。当然シロアリ被害にあっても補償も何もなし。
このシロアリ騒動がきっかけで「自社でやるしかないなー」となって本格的に内装業と言うか建具を自社で作ることを決定づけた事件でした。
幸いな事に、私は過去にアメリカ留学時代に一番最初のホストファミリーが築150年の家を、移築して手直ししながら住むガチなDIY系だった事。2年目のホストファミリーは本職の大工さんだった事でそれらを手伝っていた私は必然的に工具類は一通り全部使える。
さらに日本に帰国してからも、昔からの友人のシンガポール人が、アメリカ人の大工さんを日本に呼んでアメリカ式の家を日本で建てて販売すると事業を始めると言うので、その現場で、アメリカ人の大工さんたちと一緒に働いていた事もあるのでスキルはそれなりにある。習ったのが完全にアメリカ式で、いまだにインチの方がしっくりくるし、日本の大工さんがどうやっているかはさっぱりわからないけどね。
他に幸いだったのはシロアリ被害って一気に広がるわけじゃなくて徐々にシロアリの影響範囲が広がっていく感じなので駆除しつつ予防策を進める準備期間が取れたこと。
まあ、実際にやると決めてから、予想以上の困難が’待っていたのだが、、、
まず、ホウ酸という単語がカンボジア語翻訳で出てこない。
英語だとboric acidとかSodium borate。
ローカルの大きなマーケットに通訳さんと一緒に買いに行くと、現地のおばちゃん達がカンボジア語で「ボラッ」と呼ぶ虫を殺す白い粉を発見。
この白い粉が本当にホウ酸か確証が取れないので結局輸入することにした。
価格差はこんな感じ
ローカルマーケットの謎の物体 ボラッ 500g 7000リエル(約1.75ドル)
輸入Boric acid 99% 500g 送料込み 25ドル
日本でも500gで500円くらいの様なので7000リエルの「ボラッ」もホウ酸な気がするけど、一応最初なのでテストが完了するまで念のため輸入ですね。
最初に間違ってホウ砂を輸入してしまったが、そんなこともあります。
そのうちシロアリが大量にいても1-2週間くらいなら困らない環境を見つけてどれが一番効果が上かを検証してみたいところですが、見つけたら駆除の繰り返しなので今はまだ検証の時間が取れない。
次に電動工具や、消耗品の類が高い、もしくは、そもそもカンボジアに売ってない。
アメリカのアマゾンで、599ドルで売られているマキタの電動工具がカンボジアだと1000ドル超。
ボッシュでも同じ様な価格差で、1.5倍~2倍くらいします。
先日購入したアメリカのアマゾンで58ドルのこちらがカンボジアだと106ドルでした。
怪しい中華系メーカーの物なら、そこそこな値段であるが、作業している時間よりも修理に費やす時間の方が長くなりそうなのでまだ挑戦できてないです。大手メーカーのOEM品とかがあれば良いんですけどね。
バッテリー系の工具はマイナーメーカーの物だとバッテリーが壊れて、入手できなくて使えなくなった経験があるので、マキタのバッテリー入手のしやすさは良いですね。
けど本体が高い。 日本のアマゾンで14000円台で売られている電動ドリルがカンボジアだと380ドル。
友人に頼んで日本から買ってきてもらおうと思ったらプレゼントされた!
一番右のドリルが頂き物
ありがとうございます!
左はインパクトドリルと真ん中が通常の電動ドリル。頂き物はパワーが上の上位機種。
これまでの作業では困ることはないレベルだったが建具を作り出してからはパワー不足を感じる様になった。道具って大事だね。
カンボジアに売っているドリルビットも安物ばかりでキレイに切れる物がまずない。
切れないのに、値段は高いしで日本から買ってきてもらった方が安くてよい感じだった。
ましなのはマキタとかのメーカー物くらいかなーと。日本の値段よりはるかに高いですがね。
あとは木工用のネジの種類が少ない。鉄鋼用のはいっぱいあるけど、、、
コーススレッドの半ネジとかどこ探しても売ってない。
下穴を開けない文化なのか先端がドリル状になっているネジが一般的だった。
左がカンボジアで一般的なネジ、右が探していたネジ。
クランプも短いのは何とか見つけたが、60センチ以上の長いのはない。
結局クランプは自作、ネジは輸入した。
みんなどこで仕入れているんだろう?
まあそこらで売ってるネジの結束力が無いし、クランプで止めて作業しないからカンボジアの内装は隙間だらけなんだけろうけど、、、。
あとはカンボジアで買ったデジタルノギスは精度に問題があった。
電源を入れなおして同じ物のサイズを測ると結果が1mm以上はたまにだが、普通に0.5mm程度は余裕で変わっている。どっちが正しい値なのかわからないので買いなおしになった。当然返金はなし。
正確に測るためにノギス買ったのに、正確に測れないってゴミ以外の何でもないと思うが、それが普通に売られている事に、改めてカンボジアの闇を見た気がする(笑)
後は基準にするはずの面が、歪んでいる水平器が普通にお店で売られているなどなど、普通では考えられない事が多々、、、。
恐らくだが、工場出荷時の検品で弾かれた物か、返品された物が流れて来たんじゃないかと予想しているが、そんなのを使ってたら精度が出ないわけだよね。
ある程度の道具が揃ってからは、作業して問題点を発見。解決の為に、カンボジア国内を捜索、無ければ作るか、海外からの輸入で発注してから到着まで3-4週間。
輸入品が届くまでの待ち時間で、一番最初に作成した作業台 細かいところが問題ありまくりだが自社の作業用だし最初だし、道具も満足に揃ってないので、、、と言い訳してみる。
その前に簡易の作業台を作っているのだが、これですらカンボジアでは珍しいらしく材木屋のおっちゃんが写真撮影させてくれって真剣に写真撮影してた。
常に地べたで作業しているカンボジアの工事業者さんたちの効率や精度がこんな事で上がるならいくらでもどうぞって感じですね。
ルーターテーブルも自作した。自身のスキルの検証の意味も兼ねてこの手の作業台を作るのは思い出すのにちょうど良い機会だった。なんせ、この手の作業をしていたのが、20年以上前だからね。ルーターテーブルがあれば作業効率もよくなるし仕上がりも綺麗になるしで、一石三鳥。
作業をしながら輸入品が届くのを待つの繰り返しで随分と時間がかかったが、準備はほぼ整ったので、来客のない空いている日は、ほぼ毎日作業しています。
もちろんシロアリ対策にホウ酸で下処理済み。
ホウ酸処理するとカビの繁殖も抑えられるし、燃えにくくなるので木材保護としては最適です。
完成品の写真は撮り忘れたが、現在作業途中のキッチンキャビネットはこんな感じ。
日本だと分からないが、アメリカでは一般的なシェイカースタイルキャビネットです。
カンボジアによくあるキッチンキャビネットと違って差別化できるし良いかもと個人的には思っている。
まあ、微妙に満足いかないところは多々あるが、道具も揃ってきたし、次からは同じミスはないですね。
今後の課題は、在庫管理が超重要で、輸入しないと手に入らない物は予備の確保が必要というところ。壊れたり在庫切れで3-4週間作業ができないでは困りますからね。日常的に使う、オービットサンダー用のサンドペーパーなども、カンボジア国内では探すのが大変で、扱っている店をやっと見つけても欠品が多いし、値段も高い。木工だと#80と#120と#180と#240を主に使うが#240しか在庫がないとか、やる気なさすぎ、、、。
上の写真は、大手ホームセンターの商品棚だが、沢山あるように見えて実は同じものが並んでいるだけ。
ちなみに、上の段の左から2番目のサイズ5の#40だけがうちの機械で使えます。
#400や#800などもっと上も使うが、まず売ってない。ちなみに電動工具用じゃなくて手作業用のはいっぱいあるが、手作業だけだといくら人件費が安い国だと言っても効率が悪すぎ、、、。
結局、これも海外から輸入した方が送料を入れても安いというくらいだった。
他にも、これがあれば作業効率が全然違うのだが、、といったあると便利なツールなどは、まず売ってない。 アメリカ人の友人が親戚の結婚式で一時帰国すると言うので、頼んで買ってきてもらったりと入手に苦労している。
木工用ボンドもカンボジアに売られている数種類を試したが、強度面で不安しかない代物だった。これも輸入に頼るしかなさそうです。エポキシの2液タイプは高いけどカンボジアで入手可能。まあ木工の普段使いにできる物ではないですがね。
木工用ボンドは、Titebondが個人的には最強だと思う。20年以上前にも使っていて今も普通に流通しているなんて良いメーカーの証拠だね。日本だとギターの修理工さんが使っているのをみかけたくらいで、それ以外では見たことないので、良さが伝わらないかもしれないが、むっちゃ強いボンドです。
左から標準、耐水、防水と、あと硬化時間などの違いがあって、用途によって使い分けます。
送料を入れるとアメリカのアマゾン価格の1.5倍くらいになるのだが、強度は大事なところなので妥協はできない。
強度面で不安のない現地調達可能な物があればよいのだが、とりあえずは、これで強度の不安はなくなったので、10年は普通に保つキャビネットが作れます。カンボジアでこれは大事な事だと個人的には思う。
以下の写真は、テナントさんから送られてきた、カンボジアに実在する軽くキックしたら壊れるトーキックと湿気で歪んだキッチンキャビネット。トーキックは、薄いアルミの板をフックで固定しているだけの単純な物。割れたアルミの断面からどれくらいの薄さか分かるが、簡単に壊れるのも当然かと、、、。
使い方によりますが、こうなるのに一年半ほどですので、10年保つって大事。
この手の作業を始めて、なぜカンボジアでの内装費用がお隣のタイやベトナムと比べても高いのか、そしてなぜクオリティがそれほど高くないかの理由がよくわかった。
道具が満足に揃わない事もそうだし、シロアリも原因の一つではあるのだろうが、直ぐに壊れる物ばかりを作るから、常に同じものを作り続けていて、それによって常に人不足ってのも原因の一つではあるだろうなーと邪推してみる。
昔やってた事とは言え、40代になって、まさか再び肉体労働系をする事になるとは思わなかったけど、ジム行かないでも身体鍛えられるしとプラスに評価してます。何より個人的にこの手の作業は好きなので楽しんでやっていければ良いですね。
投資家あおやま
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